【ニュース・ドイツ】ドイツ連邦教育研究省(BMBF)が難民研究を扱う人文学および社会科学の支援を強化

ドイツ連邦教育研究省(BMBF)は、避難や移住、統合をテーマとする分野、特に人文学または社会科学研究を強化する意向である。直近で開始(予定を含む)した研究プロジェクトの例は以下のとおり。
BMBFは移住という刺激による社会変遷についての研究プロジェクト「移住と社会変遷(Migration und gesellschaftlicher Wandel)」に1,200万ユーロを拠出する予定である。
夏に開始した研究プロジェクト「避難――研究と知識移転、ドイツにおける難民研究」には70万ユーロが助成されており、オスナブリュック大学国際移民・異文化研究所(IMIS)およびボン国際軍民転換センター(BICC)によって実施される。難民研究の結果を収集し、地図上で一覧できるように進められている。
2016年7月に開始した「難民家庭」(GeFam-Studie)は難民の実情に関するデータ基盤の向上を目的としており、ドイツ労働市場・職業研究所(IAB)、連邦移住難民局研究センター(BAMF-FZ)などとともにドイツ経済研究所(DIW)によって実施される。研究期間は3年、5,500万ユーロが投資される。この調査では、学校教育、職業教育、職業事情および社会参加をテーマとし2013年から2016年にかけてドイツに避難した未成年の子供がいる約1,600世帯に対しアンケートを実施する予定である。

 

2016年11月15日

 

BMBF: Mehr Forschung zu Flucht, Migration und Integration

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