【ニュース・ドイツ】ドイツ研究振興協会(DFG)が、大学における臨床研究の発展に関する提言を発表

ドイツ研究振興協会(DFG)の理事会は、2015年6月30日に開催された年次総会において、ドイツの大学における臨床研究の発展のためには、「人材育成」及び「より自由度の高いファンディング」が重要課題であるとする提言(URL1)を承認した。提言においては、臨床の現場と基礎研究を結び付けることが臨床研究のイノベーションにつながるとして、その両立が可能な場所である大学病院の機能強化が求められている。具体的には、スタッフマネジメント、特に基礎研究に従事する研究医に魅力的なキャリアパスを用意することが重要であり、そのための集中的で長期的な投資が提案されている。また、臨床研究の発展のためには、分野を限定しない、自由な競合によるファンディングへの方向転換が必要であると言及されている。

URL1: http://www.dfg.de/download/pdf/dfg_im_profil/reden_stellungnahmen/2015/sgkf_empfehlungen_klinische_forschung_150720.pdf
URL2: http://www.dfg.de/service/presse/pressemitteilungen/2015/pressemitteilung_nr_37/index.html

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 研究
人材育成 若手研究者育成