【ニュース・ドイツ】ドイツ学術交流会(DAAD)が学術交流について前向きに総括

2015年、ドイツ学術交流会(DAAD)は7万5,412人のドイツ人および5万1,627人の外国人の学生あるいは研究者に対して海外への滞在を支援した。この数字は2014年に対して合計5%の上昇を示している。支援プログラムの対象は、短期留学から博士課程、インターンシップから客員教員、情報交換のための訪問から外国での課程の設置、ドイツの大学の設立までなど、多岐にわたっている。
2015年、ドイツの大学に学籍登録を行った外国人学生が32万1,569人にのぼったことを受け、ドイツは世界で最も人気のある留学先5ヶ国のひとつに数えられることとなった。特に申請者数が多かったのはロシア、アメリカ、ウクライナからであり、また、発展途上国に関するマスタープログラムにも多くの申請数を記録した。一方、DAADに申請するドイツ人にとって最も人気のある行先は、西ヨーロッパと北アメリカである。
流動性を促進する柱となっているものは、DAADが対応機関となっているエラスムス・プラス(Erasmus+)というプログラムである。エラスムス・プラスでは、1~2セメスターの留学がより柔軟になり、学士、修士および博士課程という全課程においてさらに多くの海外への滞在が可能となっている。また、ヨーロッパ外との交流も可能となり、2015年は計4万2,000人の学生、大学職員および教員がヨーロッパ各国で支援を受けた。

 

DAAD:DAAD zieht positive Bilanz für den Wissenschaftsaustausch

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
国際交流 国際化、学生交流