2015年5月12日に開催されたドイツ大学長会議(HRK)総会において、ホルスト・ヒップラー氏の会長再選が確定した。ヒップラー氏は、9月1日から始まる2期目(任期は3年間)の目標として、高等教育機関への基礎的投資の拡大を掲げており、そのためには連邦政府と各州政府のより堅固な協力体制の構築※が不可欠であると発言した。
※2014年のドイツ基本法の改定により、連邦政府と州政府の協力に関する規制が緩和されたことで、連邦政府が高等教育機関に長期的に関与することが可能となった。ヒップラー会長は、本改正に際し、教育及び研究の改革、新しい設備の導入、教授職および非教員ポストの増加等による若手研究者支援について、連邦政府及び各州政府間の協力を呼びかけていた。
【ホルスト・ヒップラー氏略歴】
1974 スイス連邦工科大学ローザンヌ校にて博士号(Dr. sc. tech.)を取得
1988 ゲッティンゲン大学にて大学教授資格(Habilitation)を取得(物理学)
2002-2009 カールスルーエ大学学長
2009-2012 カールスルーエ工科大学学長
2012- ドイツ大学長会議(HRK)会長