【ニュース・ドイツ】ドイツ大学長会議(HRK)会長がトルコにおける大学関係者への対応に対して抗議

「ドイツの大学は現在のトルコの大学に見られる動向にショックを受けている。トルコ政府による、過激で明らかに無法な学術の自由に対する抑圧に言葉を失っている。私たちはそのような行為に対して最も強い言葉で抗議する」と、ドイツ大学長会議(HRK)のヒップラー会長は述べた。
「1,500人以上の学部長の解任、研究の中断、学術関係での渡航禁止、海外にいる研究者の呼び戻し、学術関係者に対する一般的容疑、逮捕、こうした行為は組織的な脅迫を生み出し、思想の自由を奪おうとするものであることを、我々が得ているニュースは示している。我々は影響を受けている学術関係者に共感し、彼らに対して連携していくことを保証する」
トルコとドイツは学術において伝統的に長らく連携してきた。ドイツの国家がナチスの独裁下にあった間、多くのドイツ人研究者がトルコに逃れた。今日では、その関係は大学に基盤を置いた密接な研究協力と、学生や教職員の交流によって特徴づけられている。
既に1月に、ヒップラー会長は、トルコ政府によるトルコの大学の学術に対する抑圧に対し批判を表明していた。さらに、彼は国際的なパートナーとともにトルコ大統領に対する学術自由の保護を求める公開書簡に署名をした。
HRKもメンバーである欧州大学協会(EUA)も抑圧に反対する明確な立場を表明している。

 

HRK:HRK President expresses his protest against treatment of academic staff in Turkey

地域 中東欧・ロシア
ドイツ、その他の国・地域
取組レベル 政府レベルでの取組
国際交流 国際化