【ニュース・ドイツ】ドイツ大学長会議(HRK)が医学分野の博士課程の質保証について提言

本日、ドイツ大学長会議(HRK)の総会は、医学分野の特徴に留意しつつ、博士論文について基本的な質基準を伴ったコンプライアンスを確保することを意図し、医学分野の博士号について重要なパラメーターを明確にした。この提言は若手研究者支援に関する近年のHRKの集中的な取組みの一環であり、博士課程における質保証に対する提言を引き継いだものである。
HRKは、他の分野のように医学分野においても学位論文が学士課程の修了後に書かれるべきであると提言している。さらに、博士課程のさらなる体系化に賛同を示した。HRKの医学研究・保健科学担当のヴェーバー理事は「さらなる指導強化と学際的な技能と手法を教授することは、質保証された体系的な博士課程のトレーニングに必須である」と述べている。ヒップラー会長は、「我々は、医学分野の標準的な課程が長いものであり、その後には医師としての専門的な教育をともなうという特徴をよく承知している。より質の高い若手研究者の育成をはかりながら方法を模索する」と加えた。

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育、質の保証
人材育成 若手研究者育成