【ニュース・ドイツ】ドイツ大学長会議(HRK)が、DoSV入試の実施負担が連邦政府から各大学へ移行することに反対

ドイツ大学長会議(HRK)は、DoSV入試(※)実施にかかる財政的負担は連邦政府が負うべきであるとして、大学への負担移行に反対している。HRKのヒップラー会長は、DoSV入試は表面上は成熟した入試形態であり、参加大学は増加傾向にあるものの、なお多くの大学が、政治的、財政的な不安定さから参加を躊躇しているとして、より多くの大学の参加に向け、連邦政府が財政的負担を負う必要性を強く指摘している。

※DoSV(ドイツ語でDas Dialogorientierte Serviceverfahren、英語でThe dialogue-oriented service procedure)とは、オンラインによる全国レベルの入学許可システムである「学籍仲介システム」のこと。各大学と財団法人“Stiftung für Hochschulzulassung”が入学志願者のデータバンクを共有することにより、入学辞退等により欠員が生じた場合に、システムが自動的に該当箇所への志願者の割り当てを行い、入学定員を充足させることで、効率的で透明性のある入学者選考を可能とする入試方法。

URL1: http://www.hrk.de/press/press-releases/press-release/meldung/hrk-warns-of-additional-burden-for-universities-through-new-admission-procedure-3669/

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政、政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 入試・学生募集