ドイツ大学長会議(HRK)は4月22日に発表された共同学術会議(GWK)のエクセレンス・イニシアティブ継続に関するコンセプトがエクセレンスクラスターの推進に集中すること、また、首尾一貫して学術的な審査方法とすることを肯定的に評価している。優れたエクセレンスクラスターの申請により、大学への助成を集めるだけでなく、それにより大学全体を強化する可能性についても明確にした。
HRKはこれまでに明らかにされたトップレベルの研究をさらに推進させる計画に対して、特にエリート大学に関する採択要件とそのスケジューリングに関して批判を行ってきた。少なくとも2つのエクセレンスクラスターが採択されることをエリート大学への採択要件に結びつけることは、多様であるドイツの大学の状況に適合するものではなく、小規模の大学にとっては不利な要件である。将来的に小規模のエクセレンスクラスターが支援されたとしても、解決されるものではないだろう。いずれにせよ、約50とされる支援を受けるクラスター数の柔軟化が必要である。
HRKの会員総会では、エクセレンスクラスターの採択等に関する規定の明確化も要求された。不正を避けるための透明性の確立が求められる。