【ニュース・ドイツ】ドイツ全国奨学金プログラムにおいて多様な学生が支援されていることを報告

本日閣議決定された全国奨学金プログラムに関する報告で、当該プログラムでは移民背景を持つ学生が割合的に多く支援されていることが明らかにされた。全学生の平均移民背景率は23%であるが、奨学生においては4分の1以上(28%)である。当該奨学金を受給する学生は22,500人以上(2014年)いるが、そのうち、両親が大学卒業でない学生の割合、性別、年齢、配偶者の有無については、全学生と同じ割合を示している。
全国奨学金プログラムでは、成績優秀で社会活動に従事している学生に対し、2011年より月々300ユーロを支給している。このうち150ユーロは連邦政府からの助成によるものであり、残り半分は大学が調達した民間からの支援によるものである。
当該報告においては、法律で定められた全国奨学金プログラムの評価結果も報告されている。この評価結果によると、すべての大学において十分な民間資金を調達できる条件がそろっているとされており、大学の各地域における状況によって全国奨学金プログラムの助成率が影響されるわけではない。

 

Bundesministerium für Bildung und Forschung:Soziale Vielfalt im Deutschlandstipendium

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 政府レベルでの取組、大学等研究機関レベルでの取組
学生の経済的支援 学生向け奨学金
人材育成 学生の多様性