【ニュース・ドイツ】シュタルク=ヴァッツィンガー大臣:フェイクニュースという諸悪の根源に迫る

 
連邦教育研究省が、インターネットにおける意図的な偽りの情報の特定、理解そして撲滅に関する10件の新しい研究計画を支援

 

本日(2022年2月8日)のより安全なインターネットデーにおいて、ベッティーナ・シュタルク=ヴァッツィンガー連邦教育研究大臣は、資金助成の重点措置「デジタルの偽情報(フェイクニュース)の検出と対抗キャンペーン」を発表した。連邦教育研究省(BMBF)は、偽情報を特定、理解、撲滅に関する10の新しいプロジェクトに対し、3年間で合計1500万ユーロを資金拠出する。

 
ベッティーナ・シュタルク=ヴァッツィンガー連邦教育研究大臣は説明する。

 
「フェイクニュースを通した標的型偽情報は、特にインターネット上やソーシャルメディアにおいて、私たちの民主主義と社会に対する脅威になりつつある。それらは政治的な状勢に影響を与え、社会的機関における信用に継続的なダメージを引き起こす。なぜなら、ある発言の真意が何か、どのような利害が背後にあるのかを認識することはしばしば簡単ではないからである。

 
世界中で、人々は意図的に流されたフェイクニュースを通して選挙が操作されうる危険性について論じられている。私は、重点的なあ研究資金助成を通して、フェイクニュースの悪の根源に迫り、偽情報との闘いを進めたいと思う。効果的な対抗策を開発させるため、フェイクニュースやその他の偽情報の現象を包括的に研究する10件の新しい学際的なプロジェクトに連邦教育研究省は資金拠出する。プロジェクトは将来フェイクニュースを特定し、理解し、撲滅することに役立つだろう。」

 
背景:

 
10件の新しい研究プロジェクトは、ドイツ政府の IT セキュリティ研究フレームワークプログラム「デジタル・セキュア・ソブリン」の一部として資金助成されている。資金助成の対象は、多量の拡散された偽情報をより理解し、それに対抗できる可能性を有する、方法やテクノロジーの研究・開発及び社会的・法的枠組み条件の分析である。

 
10の資金助成されるプロジェクトの詳細は こちら を参照のこと。

 
2022年2月8日


BMBF: Stark-Watzinger: Das Übel Fake News an der Wurzel packen


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