【ニュース・ドイツ】カリチェック大臣:量子技術で技術的な主権を高める(1)

 
連邦研究省が、未来パッケージから最初のプロジェクトを開始へ

 
コロナ危機による経済的影響の克服に関する景気プログラムの一環として、連邦政府はイノベーション国ドイツの量子技術への投資も含む
未来パッケージを策定した。これにより連邦教育研究省は、現在量子通信と量子コンピューティングハードウエアに関する最初の準備措置を開始して
いる。これに関し、連邦研究省大臣アンヤ・カリチェックが以下のように説明する。

 
「量子技術は、経済と社会にとって卓越した可能性がある。イノベーション国ドイツとして、私たちは将来もトップリーグで先端イノベーション
に関与するつもりである。なぜなら、国際競争は極めて要求が高いからである。量子技術によって、私たちはライバル国からの独立を強め、
技術的主権に重要な貢献をする。そのため、連邦政府は今後5年間量子技術開発に関する景気対策パッケージと未来パッケージから、数十億
ユーロもの多大な資金を調達する。

 
景気対策および未来パッケージからの最初の1億2,000万ユーロで、BMBFは最初のプロジェクトを開始する。これにより、私たちは 量子通信と
量子コンピューティングのための根本的なキーテクノロジーに関するプロジェクトに集中するつもりである。それにより、経済と学術コミュニティー
の準備と活性化、ネットワークのために、至急必要な構造を作り始める。これも連邦政府の今後の活動にとって重要な要素である。

 
量子コンピューティング・ロードマップで、連邦政府は科学や産業と共に、未来パッケージを迅速に実行するために推奨される行動がどういった
ものかを開発する。そうして、これらの強い科学が経済や社会にも届くよう保障したい。推奨される行動は、1月の連邦政府のイノベーション対話
の一環で発表される。ロードマップは私にとって重要な関心事である。

 
なぜなら、経済、科学、政治の団結が量子コンピューティングのための本物の決起の合図だからである。私たちは次の四半期でさらなる措置を省庁
横断的に調整する。未来パッケージからの最初のBMBFの措置で、私たちは既に今日ロードマッププロセスの結果を迅速に実行できるようになる。」

 
2021年1月6日
 


bmbf: Karliczek: Mit Quantentechnologien zu mehr technologischer Souveränität

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政、政策・経営・行動計画・評価