【ニュース・ドイツ】カリチェック大臣:量子技術で技術的な主権を高める(3)

 
背景
 
将来の量子コンピューターにおける量子プロセッサーと量子情報科学のための基盤技術に関する助成発表により、BMBFは「ドイツ製」の量子
コンピューティングに非常に重要な刺激を与える。

 
これらの措置は、量子技術における連邦政府の近年継続的に増加している助成活動に加わる。連邦政府はすでに2018年、ドイツの量子技術の開発を
促進するために「量子技術-基礎から市場へ」プログラムを開始した。BMBFはこのプログラムの一環として、すでに基礎技術、センサーシステム、
コンピューティング、安全な量子通信に関する研究イニシアティブを支援している。

 
BMBFのイニシアティブQuNETは、量子通信を通じて安全なコミュニケーションを研究し、様々な場面において試されなければいけないITセキュリティ
研究の指標プロジェクトである。広く安全なデータ通信を保証するために、安全なネットワークアーキテクチャのすべての観点が顧慮される。

 
そのために、QuNETで3つの大きな研究協会の科学者らが、通信およびITセキュリティ分野で密接に協力して働いている。QuNETで開発された
技術は将来、公共施設や不可欠なインフラストラクチャーのためだけでなく、将来を見通し、産業や国民のためにも通信をより安全に
しなければならない。

 
その上でさらに今後、科学や産業からのパートナーが実行に適した解決策に積極的に貢献し、ドイツの量子通信産業の長期的成功のための基盤を
置くであろう。

 
2020年の初め、連邦研究省大臣はさらにハードウエア、ソフトウエアの開発と使用により強く焦点を合わせるための量子コンピューティングの
戦略的イニシアティブを始めた。これらにより、BMBFは技術立国ヨーロッパとその技術的主権の繁栄のために連邦政府のロードマッププロセス
からの刺激を迅速に狙いを絞って実行することが可能になる。

 
2021年1月6日
 


bmbf: Karliczek: Mit Quantentechnologien zu mehr technologischer Souveränität

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政、政策・経営・行動計画・評価