【ニュース・ドイツ】カリチェック大臣:連邦奨学金法(BAFÖG)助成が明確に拡大

 
連邦統計局がBAföG 統計2020を発表

 
連邦奨学金法(BAföG)による平均的な補助金額は、再び10%以上上昇した。これは、連邦統計局により本日発表された BAföG 統計2020の
主な発見の一つである。これによると、学生への月間平均補助額は514ユーロから574ユーロへ、生徒への月間平均補助額は473ユーロから
503ユーロになった。

 
アンヤ・カリチェック連邦教育研究大臣は説明する。

 
「BAföG は、昨今のような困難な状況でも効果的で堅固であることが証明された。2019年の制度改革で、私たちは、パンデミックの中で
の全ての制限にも関わらず、BAföG が若い人々に良い教育へのアクセスを与えるような信頼できる柔軟な手段のままであるための基礎を
築いた。平均資金助成額が再上昇したという事実について、再び BAföG の魅力を強調するものであり私は嬉しく思う。

 
しかしながら、私たちは、経済的な支援を通して、さらに多くの人々が認可された教育を選択することを容易にしたいと思う。私たちはそれゆえ、
次の立法期間で BAföG に再び取り組み、個々の教育課程に対する柔軟性と開放性を高め、さらに現代的かつ魅力的にする。

 
背景:

 
連邦統計局により本日発行された BAföG の2020年統計は、すべての受給補助に基づいて月間平均補助額が503ユーロから556ユーロに増加
したことを示している。ここでは、2019年の修正を通じて、必要な額の割合と住宅補助が顕著な増加をし、受給者へのプラスの効果
を示している。

 
高校生・大学生を含めた助成金の月間平均受給者数の合計は、わずかに下がった。(2019年の約43万5,000人から2020年の42万9,000人)
しかしながら、これは単に、補助される高校生の数が大幅に減少したためであり、一方補助を受ける月平均大学生数は、約31万7,000人
から約32万1,000人とわずかに増加した。

 
2020年は COVID-19 のパンデミックから、教育において若い人々への特定の困難をもたらす大きな影響があったという事実は、BAföG 統計
の範囲に反映されている。例えば、外国で補助を受けている人々の数は、2019年に3万6,000人弱から2020年に2万8,000人強へと減少している。

 
ただ、海外への移動がすべて制限されているにも関わらず、多くの研修生が BAföG のサポートにより海外での研修を継続、あるいは開始する
ことができたという事実を踏まえると、成功であると考えられる。これも、パンデミックにおける国際的な資金助成を容易にするため、BMBF
の法令により、素早く、官僚的ではない方法で採用された法律遂行の特別な規則のプラスの効果を確認するものである。

 
また、まだ両親と同居している研修生と一人暮らしの研修生の割合がほとんど変わっていないことも注目に値する。学生への調査によると、出席
が激減したことと経済的な制限が組み合わさり、両親のもとへ戻るか、少なくとも引っ越しを延期することを余儀なくされるが、BAföG で補助を
受けた研修生は一見したところ、勉強の場、研修の場における居住を持続できている。これは補助の信頼性についてプラスであることを示す。

 
2021年8月5日

 


BMBF: Karliczek: Den Datenkompetenzen der deutschen Bevölkerung auf der Spur


地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
学生の経済的支援 学費、学生向け奨学金