【ニュース・ドイツ】カリチェック大臣:優れたITセキュリティ研究で安全なデジタル世界のための基礎を築く(2)

 
そのプログラムは前身のITセキュリティー研究プログラム「2015年から2020年のデジタル世界の自己決定と安全」の上に築かれており、デジタル化
の全体像と社会の変化への影響を考慮している。社会の全ての領域は、デジタル化が浸透したため、プログラムはITセキュリティー研究において、技術的
問題と社会的問題の両方を考慮
した。

 
このため、技術ベースのイノベーションに加えて、研究資金提供も、プライバシー問題、データ保護そして自己決定にフォーカスしている。その狙い
は、これらの需要にかみ合ったヨーロッパスタイルの研究とともにイノベーションを開始することであり、それによりドイツとヨーロッパの将来の技術的
主権を守り、それを重要なカギとなる領域で拡張する。

 
これに到達するために、BMBF はすべてのカギとなるターゲットグループとなる、研究コミュニティと産業界からの利害関係者と市政、将来のデジタルテクノ
ロジーの利用者との継続的な対話を通して、研究資金を助成
する。

 
IT セキュリティーのための国立研究センターは、BMBF によって開始されたダルムシュタットの ATHENE、カールスルーエの KASTEL、ザール
ブリュッケンの CISPA があり、ドイツにおける素晴らしい IT セキュリティー研究の中心的柱となっている。プライバシーの分野では、BMBF が
資金提供した「プライバシーフォーラム」が、法律的、倫理的、社会的、技術的な様子について、根拠の十分な声として確立され、また「プライバシー
プラットフォーム」としてさらに拡大されるだろう。

 
将来、非人格化研究ネットワークは、匿名化と技術的データ保護の質問を一つにするだろう。量子コミュニケーションの分野では、QuNET イニシア
ティブが先導している。QuNET の狙いは、ドイツにおける量子コミュニケーションのための試験的なネットワークの技術を発展させることである。

 
それは、盗聴不可能で、不正開封できないようなデータ伝送を確実にすることを提供するだろう。これらのように成功をおさめたプロジェクトは
さらに新しいプログラムのもとで拡張されるだろう。

 
研究フレームワークプログラムの開始は、最初の資金提供ガイドラインの発出と同時に起こる。その告知「スマートホーム、製品、機密性の高い
インフラにおける IoT セキュリティーへの資金提供を受けた研究プロジェクトのためのガイドライン」は、いわゆる「Internet of Things」を家で、
稼働中で機密性の高いインフラをさらに安全にすることを意図されている。

 
この資金提供で、BMBF も継続的に、ドイツにおけるこれらの IoT システムのための IT セキュリティの分野の専門知識と価値創出を強化しよう
としている。

 
2021年6月2日
 


BMBF: Karliczek: Mit exzellenter IT-Sicherheitsforschung legen wir den Grundstein für eine sichere digitale Welt


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