毎年約30万人の学生や研究者の外国留学やインターンシップを支援するエラスムスプログラムが、今年で30周年を迎える。このエラスムスプログラムは、EUのプロジェクトの中で最も成功しているものの一つである。ドイツ学術交流会(Deutscher Akademischer Austauschdienst:DAAD)は、プログラム開始の1987年以来、ドイツにおけるエラスムスの国内実施機関の一つとしてプログラムを展開させている。
これまで300万人以上の学生がエラスムスプログラムを通して、EU圏の他国での滞在を経験する機会を得ている。彼らの多くは学術、芸術、経済、政治の分野で重要な地位に就き、その滞在経験を自身の仕事へ活かしており、エラスムスプログラムは、過去30年の間に、欧州の若い世代にとって一つの成功モデルへと発展したと言えるだろう。
2017年1月24日