ドイツ大学長会議(Hochschulrektorenkonferenz:HRK)は入学定員増の要望を考慮し、同時に大学における研究と教育のための国際的競争力のある基本的条件を保障する大学支援を要求した。これに関してビーレフェルトでのHRK総会で「2つの柱+(プラス)」が提案された。これは信頼できる基本的資金支援の割合が再び上昇することを保証する提案である。
近年、とりわけ高等教育協定を通して、期限付きで使途が決められてはいたものの、大学に支援される資金は大幅に増加していた。この資金額は現在では平均して大学予算のほぼ4分の1に相当するが、重大な構造的問題をもたらした。
したがってHRKは、教育と研究のための資金を中心とした、とりわけ追加での恒久的なポストの新設を可能にする、大学支援の「第1の柱」を要求する。この「柱」はいかなる場合にも、定員数増加と国際的競争力のある大学による研究の必要性に対して、永続的に保障されるように支援をしていかなければならない。
「第2の柱」から大学はプログラム単位で、質の保証と将来性に寄与する追加資金を受け取ることになる。HRKは、支援プログラムにおいての「第1の柱」と比べて明らかに小さい範囲ではあるが、小規模大学や異なった特性の競争力も支援すべきであると強調する。
2017年5月11日
HRK:HRK-Modell für künftige Hochschulfinanzierung:Zwei Säulen plus