【ニュース・チュニジア】チュニジア、教育システム改善に苦闘

国際競争力レポートの教育システム評価で、2010年度には144か国中32位であったチュニジアは、2014年度には87位まで順位を下げた。専門家らはこの状況を、Ben Ali政権時代の高等教育の水準の引き下げが原因であると考えている。

  チュニス大学人文社会科学部Taher Labessi副学部長は、教育水準の低下の理由として、学生数の急増、長い授業時間(そのために学生が自習の時間が取れない)、劣悪な学習環境などを挙げている。

国の教育システムの改善には政府の協力が不可欠だが、ことは簡単でない。

Labessi副学部長は、多様なステークホルダーを巻き込んだシステムの改善に意欲を示すが、政府は市民団体を大学の運営に介入させることに消極的である。
 
23rd November 2015

Tunisialive:Tunisia’s education system still struggling with Ben Ali era changes

地域 中東・アフリカ
ケニア、その他の国・地域
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育、質の保証