【ニュース・タイ】NSTDAと日本のNIMSが医療機器に関する共同研究を発表

 
タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)長官 Dr. Narong Sirilertworakul と物質・材料研究機構(NIMS)構造材料研究拠点長 木村一弘博士は、このほど心血管ステントの共同開発に関する MOU のバーチャル調印式に臨んだ。NIMS と NSTDA は長年にわたり材料科学研究の戦略的パートナーであったが、この新しい協力関係は、医療機器をその用途により適したものにするために、機器設計と特定の材料特性を組み合わせるためのプラットフォームを提供するものとなる。

 
NSTDA は、福祉医療機器研究センター Assistive Technology and Medical Device Research Center(A-MED)を代表として、この共同研究を実施する。このセンターは、医療機器産業の持続的発展とタイの人々が質の高い医療を受けられるようにするため、高品質の医療機器を開発することを使命とする NSTDA 重点研究センターの一つである。このプロジェクトは、高疲労耐性を持つ Co-Cr-Mo-Ni 合金(CCMN)を用いた心血管用ステントの設計に焦点を当て、その成功は医療業界に計り知れない影響を与えることになるだろう。


地域 アジア・オセアニア
タイ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究