【ニュース・タイ】省庁、大学にイノベーションの創出を要請

 
大学と産業界のコラボレーションによって生み出されるこれらのイノベーションは、「キャンパス・ムルデカ(自由なキャンパス)」プログラムの一環である。

 
インドネシア教育文化研究技術省は、ガジャマダ大学(UGM)が生産する電気自動車「ガジャマダ・エアポート・トランスポーター・エレクトリック(GATe)」などのイノベーションを創出するよう大学に要請している。

 
「大学と産業界の協力によって生み出されるこれらのイノベーションは、キャンパス・ムルデカ(自由なキャンパス)プログラムの一環である。」と、同省の Nizam 大学局長は2021年12月21日に文書で指摘した。

 
運輸省がインドネシア人の雇用促進を支援した GATe の場合のように、政府によって支援されれば、イノベーションを創出するコラボレーションはうまく進むだろう、と彼は言い、「イノベーションは推進されるべきもの
である。そうでなければ、展示会のただの飾りものになってしまう。大学発の作品を大切にする運輸大臣に敬意を表する。」と意見を述べた。

 
大学発のイノベーションの例としては、ジョグジャカルタ国際空港とスカルノ・ハッタ空港の輸送車両として利用される予定のGATeが挙げられる と Nizam 氏。
 
 
また、GATe の電気自動車は、2022年のG20 議長国を支援するために使用される予定であると発表し、現在、GATe のプロトタイプは、UGM、ジョグジャカルタ国際空港、ボロブドゥール寺院など、複数の場所でテストが行われていると述べた。

 
交通分野におけるもうひとつのイノベーションは、ディポヌゴロ大学(Undip)が開発した「バイオスマート・セーフバス」であると彼は言い、この車両は、Undip とPO Sumber Alam の協力により開発され、マッチング・ファンドと Kedaireka プログラムを通じて資金が提供されたと付け加えた。

 
このスマートバスは、コロナウイルスの拡散を最小限に抑えるため HEPA フィルターと UV ライトを装備しており、安全な大量輸送車であるとしている。

 
Nizam 氏は、大学と産業界とのコラボレーションが今後も多く生まれることを期待していると語り、さらに、政府、特に各省庁からの支援があれば、大学発のイノベーションを最適化し、国を発展させる国産品を生み出すことができるだろうと、付け加えた。

 


ANTARA: Ministry asks Ineonesia’s universities to produce innovations


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