【ニュース・タイ】東南アジア教育フォーラム 持続可能な開発を目指す

「21世紀のための教育」をテーマとした国際会議のために東南アジアの20カ国から教育の専門家がバンコクに集まった。2日間におよぶこのイベントは、2017年5月3日からバークレー・ホテル・プラトゥーナムで始まった。

 

タイ教育省と東南アジア教育大臣機構(Southeast Asian Ministers of Education Organisation:SEAMEO)が主催するこの会議は、教育分野で活躍する指導者や専門家のための討論の場であり、2015年の「Seameoの教育の議題」の次の議題を実施する上で、彼らのアイデアや実際に経験して得た知識を共有するためのものである。今回の国際会議のテーマである 「違いを作る:持続可能な東南アジアのための新しい学習パラダイムを形成する」は、グローバルスタンダードに到達するために、より包括的かつ革新的な学習パラダイムと教育政策への道を切り開くことを目指している。

 

この会議ではまた、社会における強さと個人の能力を高めるため、持続可能な開発のための教育と、個人の発達のための教育にも焦点を当てている。「持続可能な開発を実現するための課題は、どの教育の段階においても、包括的な教育に向け、持続可能性の原則を真に理解することであり、その解決法は、1970年代にプミポン国王が開始された経済哲学によって守られている」と教育大臣であり、Seameo評議会の会長であるTeerakiat Jareonsettasin大臣は語った。
後年、プミポン国王の哲学の3つの基本的な柱として、知識や美徳と同様に、節度、道理と自己自立として示されている。
「この哲学が我々の発展と“持続可能な開発目標2030年アジェンダ(2030 Agenda for Sustainable Development Goals:SDGs)”の目標-4(SDG-4)『国民すべてのために包括的かつ公平でより質の高い生涯学習の提供』と一致することが心からの思いである。」と大臣は述べている。

 

2017年5月4日

 

The Nation:Southeast Asia education forum targets sustainable development

地域 アジア・オセアニア
タイ
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育