【ニュース・タイ】教育基金 81.7兆ルピアに到達

 
インドネシア政府の教育基金は、現在および将来の若い世代の可能性を伸ばすことを目的としており、現在81.7兆ルピア(約570万米ドル)に達し
ていると、Sri Mulyani Indrawati 財務大臣が述べた。

 
彼女は「現在、81.7兆ルピア(約570万ドル)あり、これに研究、大学、文化基金の予算を 加えると、総予算は90兆ルピア(約630万ドル)に
達します。」と2021年9月29日、ジャカルタで語った。

 
次世代の可能性を伸ばすためのステップの一つとして、インドネシア教育基金(LPDP)からの奨学金の支給があると大臣は言い、インドネシア教育
基金の奨学金支給に使われる予算自体は、教育基金の中にある
と付け加えた。

 
当初、インドネシア教育基金は奨学金の支給のみを目的としており、そのほとんどが海外の大学に進学するためのもので、国内の大学は教育文化省
が管理していたと彼女は指摘し、「今では、ワクチンの入手などの研究や、『学ぶ自由』プログラムにまで拡大されています。」とした。

 
Indrawati 氏によれば、奨学金は税収および税以外の国家収入によって得られた国の資金で賄われているという。

 
そして、インドネシア教育基金奨学金の受給者は、良き成果を上げ評判を生むなど、インドネシアを発展させようとする政府の努力に貢献している
とアドバイスし、「みなさんは国・国家に借りがあるわけですが、負債は必ずしも現金で支払われるとは限りません。負債は、成果や評判、
インドネシアへの貢献で支払うことができるのです。」と念を押した。

 
貢献できることの一つには、インドネシアを中所得国から高所得国へ変革させることだと大臣は言い、これまで政府は、教育、社会的セーフティーネット、
医療の改革を通じ人的資源の質を向上させることで、インドネシアを中所得国の罠から抜け出させようとしてきたと付け加えた。

 
また、インドネシアの子どもたちの大半が発育阻害を経験しており、せいぜい小・中学校の教育しか受けていないことも強調した。総合大学や大学に進学
する機会を得ているのはわずか8.5%の子どもに過ぎないという。

 
「それはとても小さい、ごくごく小さいことです。教育、医療、社会的セーフティーネットを改革することが、貧困の連鎖を断ち切る方法なのです。」と彼女は付け加えた。

 


antaranews.com: Education endowment fund reaches Rp81.7 trillion: govt


地域 アジア・オセアニア
タイ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
学生の経済的支援 学生向け奨学金
その他 その他