【ニュース・タイ】大学生の在学年限緩和

 
高等教育基準委員会は、大学生が一定期間内に学業を修了しなければ自動的に退学になるという規定の削除を決議した。

 
この決定は2021年10月14日の会議でなされたもので、委員会次官の Supachai Pathumnakul 教授によれば、この変更は、高等教育科学研究
イノベーション大臣 Anek Laothamatas 氏の生涯学習政策に沿って行われたという。

 
「働きながら勉強している学生は、決められた修学期間を超えてしまっても、席を失う心配はない」と彼は言い、「勉強しながら働くことは、学生
の仕事や生活のスキルを向上させ、卒業前に貴重な実務経験を積むことができる。」と指摘した。

 
タイのほとんどの大学では、学部生には最大8年、大学院生には5年、博士課程の学生には6年の修業期間が与えられている。

 
「解除された年限は、3つのレベルの高等教育すべてに適用される。」と Supachai 教授。

 
大学評議会は、その大学が国立か私立かを問わず、新しい決議に沿って規則を調整しなければならない。

 
生涯学習の概念は全国的に奨励・推進されているため、これまでのような年限はもはや時代錯誤のようなものだと Suphachai 氏は語る。

 
同省では、10年以内にタイの大学が世界のトップ100に入ることを目指している。

 


バンコクポスト紙 (10月28日): College kids to see time limits eased


地域 アジア・オセアニア
タイ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究、教育
人材育成 若手研究者育成