【ニュース・タイ】大学教員の業務負担の基準

2015年8月20日の大学講師、助教、准教授、教授の業務負担に関してのタイ政府官報によると、タイの大学の使命と目標は、教員の能力向上と学生への知識の伝授であり、その結果としてタイの競争力強化につながるのである。

4月22日の大学教職員の会議の決議によると、大学講師、助教、准教授、教授の業務負担は以下の通りである。

1 授業負担とは講義、トレーニング、フィールドワークや論文指導といった学生への知識の教授行為を指す。

2 2008年の大学講師、助教、准教授、教授の業務負担の基準に関する声明は撤廃される。

3 現在の声明は、官報に記載の日付より効力を発する。

4 大学教員は以下の業務に最小でも週35時間は従事すること。
・教育
・研究またはその他の学術活動
・学生指導
・伝統的・文化的活動
・その他各大学のミッションや助教、准教授、教授の任命に係る声明に関連する活動
各大学は大学のミッションに関連づけて上記の業務計画を策定する。

5 大学評議会は、2015年8月20日発行タイ政府官報67ページの助教、准教授、教授の任命に係る規則に沿って、学術的意義と国内・国外・地域における受容性を考慮の上、学術関連業務の基準を策定しなければならない。

6 必要と認められれば、大学評議会は大学役職員に対する業務の減免あるいは上記以外の職務を設定することができる。

7 大学評議会は官報の発効日から180日以内に、大学講師、助教、准教授、教授の業務負担の基準を策定しなければならない。承認され次第、大学評議会は90日以内にタイ高等教育局(Office of Higher Education Comission:OHEC)に通知しなければならない。

(2015年8月27日 タイ教育省HP)

地域 アジア・オセアニア
タイ
取組レベル 政府レベルでの取組、大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
人材育成 教員の養成・確保