【ニュース・タイ】国は学生のために「ビックデータ」を利用する

教育省は、「ビッグデータ」に数億バーツを投資する計画を発表した。このシステムには、異なるデータ管理技術と実践で得たデータを取り入れており、リアルタイムで複数のケースを分析する機能を提供し、国が直面している教育と学習の問題に対して、より良い解決策を得ることができる。
Chaipreuk Serirak教育審議会事務総長は、教育省としては、さまざまなフォーマットで保存された大量の構造化・非構造化データの恩恵を受け、ビッグデータ管理システムが、機関や学校、教育関係者の助けになることを期待しているとしている。

 

この新しい技術は、教育関係者や学校が、学生の行動、テスト結果、退学率、キャリア開発の動向、現代の教育ニーズなどを分析するのに役立つものであり、ビッグデータを用いれば、学生が質問に答えるためにどれくらいの時間を要し、どのソースを使うのか、どの質問をスキップするのか、どのような方法が効果的なのか等、ほとんどの学生の行動をモニターすることが可能となる。さらに、ビッグデータは、学生のタイムテーブルを確認し、欠席を記録し、リアルタイムでそのパフォーマンスと進歩に関するその他の情報を自動的に提供することもできる。

 

多くのデータはすでにオンラインで保存されており、教育省の統計分析に使用されているが、更新は未だ年に2回しか行われておらず、ほとんどのデータバンクは相互接続されていない。しかしビッグデータでは、すべての統計をリアルタイムで更新し監視することができるため、教育省は、学校や学生の絶えず変化するニーズに対応できるサービスを提供できるようになる。教育システム内でビッグデータを使用することの主な利点は、学生の成績を向上させることである。

 

Chaipreuk事務総長は、教育省の官僚たちは、教育改革のために独立委員会とこの計画について討議を重ね、ほぼこの投資計画に同意しているが、次回の会議では、さらに十分な審議が必要であるとしている。

 

2017年7月24日

 

Bangkok Post:Ministry hopes to mine ‘big data’ to help students

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タイ
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