【ニュース・タイ】国のアップグレード計画の鍵となる研究

 
高等教育科学研究イノベーション省は、タイが16年以内に先進国への移行を加速させるために、研究とイノベーションを重視した提案を行っている。

 
Anek Laothamatas 高等教育科学研究イノベーション省大臣は「新型コロナは、研究が問題の解決をもたらし、先進国で見られるような新規事業立ち上げの可能性が増えることを示している」と述べ、「研究者らは、新型コロナ患者を治療するための陰圧集中治療室の開発や新型コロナワクチンの製造など、自分たちの技術や知識を有効に活用するよう促されている」とした。

 
Anek 氏は、2021年11月21日から26日までバンコクで官民500以上のプロジェクトが展示される恒例のイベント『Thailand Research Expo 2021』のオープニングでスピーチを行い、タイにおけるイノベーション創出の利点として、そうした新開発製品を大量生産する世界の平均的なコストに比べ、生産コストが約5~10倍低いことを挙げている。

 
「将来の世代がより良い生活を享受できるように国を発展させるという強い使命のもと、農業ベースの経済に大きく依存することができなくなった今、研究とイノベーションが重要な役割を果たすことになるだろう」と彼は語った。また、研究開発やイノベーションに基づく開発を行うとともに、国の歴史や文化、生態系を反映しながら天然資源や環境を保護する、いわゆるクリエイティブ・エコノミーを推進する必要があると付け加えた。

 
「タイは、真面目に働き、過去から真剣に学び、より良い未来を信じ、過去と歴史を決して忘れない先進国になるべきだ。」

 
「新型コロナは、社会が柔軟性を保ちながらいかに強くなるか、また、研究がいかに国に利益をもたらし、社会的格差を減少させるかを示してくれた。」

 
『Research Expo』では、100以上のオンラインフォーラムが開催され、会場での展示に加えて、研究成果のバーチャル展示も行われると Anek 氏は述べた。


Bangkok Post: Research key to national upgrade plan


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