【ニュース・タイ】中国、河川研究に資金を投入

 
タイの大学に8,000万バーツの資金分配

 
中国政府はメコン川に関連するタイの7つの大学のプロジェクトを支援するために、高等教育科学研究イノベーション省(MHESI)に239万米ドル(約8,000万バーツ)の予算を確保したと、タイ政府副報道官の Rachada Dhnadirek 氏が語った。

 
Rachada 氏が2021年11月5日に明らかにしたところによると、11月4日に内閣は MHESI と在タイ中国大使館との間で行われた「メコン川プロジェクト:ランカン協力特別基金2021」に関する覚書(MoU)にゴーサインを出したという。

 
この MoU は5年間有効で、メコン-ランカン地域の持続的な繁栄と平和につながる利益をもたらすプロジェクト管理の方向性を定めることを目的としている。

 
プロジェクトの運営にあたり、中国政府は今年、MoU に基づくプロジェクトに補助金を出すことを決定したと Rachada 氏は言う。

 
3つのプロジェクトはチェンマイ大学が運営しており、中国政府はメコンデルタの水生動物を救うために42万ドル、適切な技術革新を伴う食糧安全保障プロジェクトに40万ドル、養蜂場プロジェクトに41万6100ドルを提供している。

 
スラナリー工科大学の水生動物繁殖開発プロジェクトには34万ドル弱が投入され、このプロジェクトでは、持続可能性のために地元の資源を活用しようとしている。

 
Rachada 氏によれば、ファーイースタン大学は、越境貿易を支援するために、ランカン-メコン協力国の物流業者のデジタルデータを管理するプロジェクトに15万7,600ドルを獲得したという。

 
ブラパー大学には、ラオスとベトナムで母子や少数民族のケアをする人材のための健康開発プロジェクトを立ち上げるために、総額18万4900ドルが贈られた。

 
また、中国政府はタイ地理情報・宇宙開発機関に47万9,000ドルを提供し、カンボジア、ラオス、ミャンマーの換金作物の生産量を評価するための追跡システムを開発したと彼女は語った。


Bangkok Post: China pours cash into river studies


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