【ニュース・タイ】世界レベルの大学への移行に関する協議

2016年1月5日、商務省において、教育大臣のDapong Ratanasuwan氏と同副大臣のTeerakiat Charoensettasin氏が、タイの大学を世界レベルの地位を有する大学に発展させる事業について、タイ高等教育局(Office of Higher Education Comission:OHEC)事務局長のArporn Kaenwong氏とOHEC幹部らと協議した。また、その協議には、教育省書記官のNuttaphong Phraokaew氏、同書記官補佐のPriyada Dissakul氏、同事務次官のKamjorn Tatiyakavee氏らも加わった。

 

大臣は、「教育省は、大学での特色のある専門知識を向上させるための政策を定めた」と述べた。この政策の重要な要素の一つは、世界レベルの地位を有するよう研究大学を強化する必要があったことである。

 

会議の間、政府による検討に備え、タイの大学を世界レベルに移行させる事業の推進を目的とした特別小委員会がその事業の情報や詳細を提示した。会議では、その事業に関わる可能性のある3~4大学を選定する予定である。

 

大臣は、タイの大学が世界レベルの機関になるための取組みを支援する以下のテーマに関し、詳細な情報を準備するようOHECに指示した。

 

・世界レベルの大学になることよって得られるメリット。これらのメリットは近日中には国民に公表される予定である。
・各大学がそれぞれの強みと弱みを検討できるよう、基準や規定を設ける。さらに、政府は、各大学からの情報を受け取ることで、予算を正しく割り当てることが可能となる。これによって、政府はより効率的かつ効果的に予算管理をすることが可能となる。
・タイの法律を調整、改善する最善の方法を検討するため、他国における世界レベルの大学展開に関する法律と規制を比較する。

 

(2016年1月7日 教育省HP)

地域 アジア・オセアニア
タイ
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