メコン諸国の6か国の代表はタイ国内の学会において、合同で多国間にまたがる河川の管理を行うための情報と技術の共有に関するガイドラインを作成した。
タイの政府高官によるとこのアプローチは紛争よりも協力を重視しているという。タイの水資源省の局長Worasat Apaipong氏が語ったところによると、情報共有は上流の国家がダムから水をメコン川に放出する際に起こる負の影響を最小限に留めるという。中国を源流とするこの川は4,350キロを超え、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、そしてベトナムに広がっている。
「流域の農家に対し水の放出のスケジュールが事前に伝達されていれば、川沿いの農場は損害を回避することができるだろう。中国のダムは220億立法メートルの水を有し、主に水力発電に使っている。我々は中国のダム建造をやめさせることはできない。しかし共存しあい、深刻な影響を減らすための対話は可能だ。」とWorasat氏は語った。
8つのタイの地方はメコン川流域に位置しており、水量が季節パターンに沿って上下することで住民は深刻な影響を受ける。
Worasat氏のこの発言は大メコン地域の6か国第2回目の会議において語られたものである。
タイのチェンライ地方で開催された2日間にわたる会議は木曜日に水資源に関する実務討論会から始まった。国境を越えた水や関係する資源について取り上げられたこの学術イベントはメコン・ランカン協力プログラムの枠組みの一部として実施された。
「我々はもっとも良い水の状態の管理のための情報共有と共同研究を追い求める必要がある。我々は洪水や干ばつの危機を食い止める必要がある。」
チェンライ商工会議所の会頭のPakaimas Vierra氏は情報共有に向けた取り組みを称賛した。これによって「下流の住民がタイムリーな決断を下すことができる。」と彼女は語った。
2018年3月8日
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【ニュース・タイ】メコン諸国は情報共有に合意
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