Quacquarelli Symonds(QS)社による最新のアジア大学ランキングにおいて、チュラロンコン大学が順位を上げ、再びタイでトップの大学となった。
先週発表された最新のQSアジア大学ランキングで、チュラロンコン大学は100ポイント中69.8ポイントを獲得し、昨年の53位から45位へ順位を上げた。
同大学はタイにおいて9年間連続でトップをキープしている。
QS社は、そのリストでアジア17ヵ国の920大学をランキングしており、タイ2番目の大学はマヒドン大学で、62.5ポイントを獲得し全体では61位であった。
タマサート大学は47.4ポイントで101位、これより僅かな差でチェンマイ大学は47ポイントで104位であった。
カセサート大学は40.9ポイントで129位、一方、キングモンクットトンブリ工科大学は35ポイントで161位に位置した。
その他のタイの大学では、コンケン大学が34.8ポイントで165位、プリンスオブソンクラ大学が31.8ポイントで185位となった。
国立シンガポール大学は100ポイントで3年連続全体1位となり、香港大学が98.5ポイントでそれに続いた。
一方、シンガポールの南洋理工大学は1順位差で敗れ、98.4ポイントで3位に終わった。
QS社はロンドンを拠点とする教育・職業に関するコンサルタント会社で、同様の手法を用いて、同社による世界ランキングと同様、アジアのランキングも作成しているが、その際いくつか追加の指標を用い、アジアのランキングに適した重み付けを行っている。
この指標一式は、その地域の専門家と関係者との協議によって開発されたもので、できる限り利用可能なデータを用い、アジアの大学にとって重要な優先事項を反映するよう設定されている。
QS社は今年、アジアのトップ大学リストを拡大し、同リストには昨年より50校多い350校が掲載され、他の側面から分析するために別の測定基準(PhDを所有するスタッフ)も追加した。
(2016年6月19日 Bangkok Post紙)