「Innovations for Society」キャンペーンを開始したチュラロンコン大学は、新型コロナウイルス感染症（Covid-19）と闘うために同大学が開発
に成功した様々なイノベーションを紹介するショートフィルムを公開した。

 
このキャンペーンは「社会の持続可能な発展を促進するための知識とイノベーションの創出」において主導的な役割を果たすという同大学のミッション
の一環である。「Innovations for Society: Innovations against Covid」と題されたムービーは、広告代理店の視点からストーリーテリングの手法を
用いて作られた。広告代理店は、クライアントの承認を得られるようなアイデアを出すために、自らのクリエイティブな宝庫を深く掘り下げている。

 
同大学の目標は「技術的で複雑な専門用語が飛び交うCovid-19に対する無数のイノベーションを、3分間で楽しく魅力的に伝えること」であり、
この映画のディレクターは、すべての情報を3つのパートに分けて、一貫性のあるキュートで面白いストーリーに結びつけている。

 
まず、映画はウイルスやホコリから身を守るためのフェイスマスク・スプレーや、医療支援ロボット「CU-RoboCovid」などの「予防のためのイノベーション」から始まり、次に、チュラ・Covid-19 試験紙テスト、チュラ・エクスプレス解析モバイルユニット（EAMU）、他機関と共同開発した
Covid-19 に関するデータを提供するウェブサイトなどの「スクリーニングのためのイノベーション」について説明している。

 
最後に、Covid-19 mRNA ワクチン、タバコワクチン、チュラ MOOC（大規模公開オンライン講座）、在宅クイック MBA など、Covid-19 の危機
の中、生活費を稼ぐための斬新な方法でタイの人々に最先端の専門知識を提供する「救済のためのイノベーション」で物語を締めくくっている。

 
同大学の対Covid-19イノベーションは、技術的躍進で社会に貢献すると同時に、タイ社会が堅実な成長の道を歩み続けるための原動力となるという大学
のミッションの一環なのである。