【ニュース・タイ】チェンマイが独自の教育計画を公表

チェンマイは現在、様々な出資者とのパートナーシップにより独自の教育改革戦略を有している。
この戦略は、地元のニーズと合致するスキルを学ぶ学生らとともに、2016年から2019年までの間に実現される予定である。
教育省副大臣補佐官のSurachet Chaiwong氏は、そのパートナーシップを近い将来教育的目標を達成するための重要なカギとして歓迎し、「私はここチェンマイで称賛すべき協力を見てきた。」と3月8日にチェンマイで行われた当戦略の発表会見で述べた。
また、その会見にはチェンマイ地方行政団体やQLF(子供や若者の技術開発や学習を支援する財団)を含む、この構想に関わる多くのパートナー機関の担当者も出席した。
この戦略下では、地域型開発のコンセプトのもと、良質な教育サービスを体系化するために人材を動員し、チェンマイの全セクターに従事させることを目的としている。

 

【県のための戦略的計画】

 

「この計画は、我々の県の720周年記念として好スタートを切る」とチェンマイ地方行政団体議長であるBoonlert Buranupakorn氏は述べた。
また、「この戦略のもと、この地方における学習の力を推進するために、チェンマイの人々はこの取組に参加するだろう」とも述べた。
同氏は、もしチェンマイの教育改革が成功すれば、チョンブリ、プーケット、スリンやスラタニなどの可能性のある地方が、後に続くだろうと期待しており、「教育サービスに関して言えば、我々のこの成功によって地方分権化への政府の信頼が増すことを望んでいる」と続けた。

 

QLF部長のSupakorn Buasai氏は「チェンマイ教育改革戦略は、この地方にとって初の戦略的教育計画を示す。」と述べ、「従来、中央機関が規定を策定し、予算を計画していたが、それらの機関が我々に提供したものや用意したものは、地元のニーズに応えていなかったかもしれない」とも述べた。
99の組織と26の個人がこの戦略への支援を約束しており、同時に、このネットワークには3,000人以上のメンバーが含まれている。

 

【ビジネスによって機能する学校】

 

「チェンマイの新計画では、好ましい特性やチェンマイが提供可能な職業のほか、その地方にある職業上のギャップを埋めるために人材を供給する方法が明確に示されている。」とSupakorn氏は述べた。
「そのため、我々が子供たちやこの地方のニーズに合う教育を提供できれば、社会問題を減らすための手助けになるだろう。」と続け、Mae Ai Vittayakom学校が裁縫に関心のある生徒に対して裁縫の実践コースを提供するにあたり、Piankusol Silk and Cotton社と提携し、生徒たちに潜在的な職業上のスキルを提供する事業と提携している学校として非常に良い一例として取り上げられた。
チェンマイ副知事のMonbkol Suksai氏は、「従来の教育システムは、チェンマイの急速な成長により制限されている。この町の成長速度と教育システムの間にある不均衡に対処しなければ、将来、社会問題につながるかもしれない。」「この新しい教育改革計画は、この町の「教育」問題を安定させると同時に、その問題を解決するために直接作用する薬になるだろう。」と述べた。

 

(2016年1月9日 Bangkok Post紙)

地域 アジア・オセアニア
タイ
取組レベル 政府レベルでの取組、大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育
社会との交流、産学官連携 地域連携