【ニュース・タイ】タイ大学学長会議(CUPT)がより高い大学基準を要求

タイ大学学長会議(CUPT)は、大学が提供しているコースや学位を拡大できるようタイ高等教育局(Office of Higher Education Comission:OHEC)に現在の高等教育に対するカリキュラム基準の調整を求めた。

 

教育省副大臣のTreerakiat Jareonsettasin氏は、CUPTとの会議後、次のように述べた。「CUPTメンバーは、現在の基準はあまりに多くの細目を含んでおり、また、それによって国のニーズと一致する分野での学習プログラムを拡大することが阻まれていると主張しており、彼らから高等教育カリキュラムに対するOHECの現在の基準について不満があった。」

 

OHECの高等教育カリキュラムの現在の基準によると、新しいコースや学位を始めるために、大学は「専攻に関連する学位を所有する講師を有すること」などの様々な基準を満たすことが求められる。また、それらの講師は全て、TOEFLスコアを最低でも500ポイント取得していなければならない。

 

Treerakiat氏はまた、「CUPTメンバーは、カリキュラムの承認プロセスはあまり時間がかからないものにすべきだと提案している」とも述べ、さらに続けて、「私は全ての問題に対し、高等教育カリキュラムに対する現在の基準が変えられるか、あるいは改善されるかについて、OHEC及び行政委員会と協議していく」と述べた。
「もし現在の基準を変えることができれば、OHECは新しい基準を策定しなければならないだろう。そして、その新基準は全員に受け入れられ、また、質の低いコースは含まれないということを保証しなければならない。」
「Ohecは、質の低いコースが我々の高等教育市場で決して氾濫しないようにしなければならない。さらに、新システムは、各分野における大学卒業生の就職率などの有益な情報を市民に提供すべきである。」
「仮にOHECが質の低いコースを見つけた場合、各大学の委員会は十分に責任をとらなければならない。」とも述べた。
CUPT理事長のUdom Kachintorn氏は「300~400コースのうち100以上のコースはOHECの基準を満たさなかったため、いくつかの高等教育機関により最近取り消された。」と述べた。

 

(2016年2月23日 Bangkok Post紙)

地域 アジア・オセアニア
タイ
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