【ニュース・タイ】タイランド4.0に沿った教育改革プロジェクト

 
Prayut Chan-o-cha 首相は2022年2月3日、変化する労働市場に対応可能な知識と技能を卒業生に身に付けさせることを主な目的とした教育改革プロジェクトを閣議決定したと述べた。

 
首相は、このプロジェクトは、政府が進める「ピープルウェア」キャンペーン準備の一環であり、「タイランド4.0」(テクノロジーとイノベーションの強化に基づく次なる発展段階)へ飛躍するために十分なソフトウェア、ハードウェア、人材を国が確保することを目的としていると Facebook に投稿し、政府の主要事業である東部経済回廊(EEC)計画やその他の新興事業における熟練労働者の需要が「高等教育サンドボックス」と名付けられた改革プロジェクトを推進する重要な要因であると記している。

 
彼は、さらに重要なのは、それが国の長期的な国家開発戦略に沿ったものであることだと指摘し、高等教育科学研究イノベーション省は、試験的な計画として、効率的かつ効果的な学習に主に焦点を当てた新しい学習プログラムの開発を主導していくことになると付け加えた。

 
これらのプログラムにより、古い規則は捨て去り、「枠にとらわれない」考え方を奨励し、資格のある大学講師を採用していくと、Prayut 大将は記している。よって、公共または民間組織で働き、学生に伝えるのに十分な知識と技能を持つ人も、このプログラムの一端を担う、教えるという役割を考慮されることになる。

 
さらに、必修科目は教室で教えるだけでなく、職場など他の環境でも教え、学生に実地体験をさせることを Prayut 陸軍大将は確認した。

 
この改革プロジェクトの発展には、タイ大学学長評議会、大学、産業界、タイ投資委員会などの主要な関係者が寄与していることを Prayut 大将はオンラインで投稿した。「これは、国の発展の原動力となる新しい卒業生を生み出すために考案された高等教育レベルの教育改革における重要なステップとなるだろう」と述べている。

 
初等教育の改革については、政府はすでに、学習者のニーズによりよく応えるために権力を分散し、教育機関、地方行政組織、地域社会にさらなる自由を与えることを目的とした教育革新に関する2019年法の通過を後押ししていると指摘した。

 


Bangkok Post: Education reform project aligns with Thailand 4.0


地域 アジア・オセアニア
タイ
取組レベル 政府レベルでの取組
人材育成 高技能職業人材の育成
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