【ニュース・タイ】タイの大学を世界トップ100に押し上げ

 
高等教育科学研究イノベーション省は、ブリティッシュ・カウンシルと協力し、タイの大学を 10年以内に世界のトップ100入りさせることを目指し
ている。

 
このパートナーシップは、2021に開催されたタイ英高等教育フォーラムで発表された。同省とブリティッシュ・カウンシルは「TH-UK World Class
University Consortium」を設立し、 タイの7つの大学が提供する15のプログラムを、様々な学術分野において英国のトップ大学とマッチングさせること
で、両国間の国際協力をリードすることを期待している。

 
さらに、このコンソーシアムは、参加するタイの大学が、世界ランキングで上位に入るための重要な要素である、教育、研究、イノベーション能力
など、教員と学生間の学術活動の促進を支援していく。

 
同省の Pasit Lorterapong 副次官は、このコンソーシアムの設立は「大学改革」に基づく同省の戦略的政策・計画(2023~2027年)に沿った
ものだと述べる。

 
「私たちは、タイの大学を今後10年以内に世界のトップ100入りさせることを目指し、現状に対応したカリキュラムを提供し、大学の運営を改革
する『大学改革』を推進してきた。このコンソーシアムは、大学改革という政府の戦略を支援し、タイの高等教育機関が学術・研究の両面で国際的
な協力関係を築くことを可能にする。

 
英国の大学や研究機関と協力して知識を交換し、より国際的に結びついた高等教育システムを構築し、世界ランキングの地位を獲得するだろう。」
と Pasit 氏。

 
また、タイの大学にとって世界ランキングの地位は、タイのインフラを反映するものとして 重要であり、これは外国人投資家がタイでビジネス
を行う際に影響を与えるだろうと彼は言い、「私たちはまた、ランキングがすべてではないことを念頭に置き、研究の向上にも力を注ぎ、市場の
ニーズに沿ったカリキュラムを開発しなければならない。」と付け加えた。

 
ブリティッシュ・カウンシル・タイランドのディレクターである Helga Stellmacher 氏は、このコンソーシアムは、計画に着手したタイが国際的
な競争力を持ち、国際的に認知されるようになるという野心を支援することを目的としていると述べた。

 
これは、ブリティッシュ・カウンシルの「ゴーイング・グローバル・パートナーシップ」プログラムの一環で、英国の教育を世界につなげること
を目的としている。

 


バンコクポスト紙 (10月8日) : Push for Thai unis to be among the world’s top 100


地域 アジア・オセアニア
タイ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育、質の保証
統計、データ 統計・データ