【ニュース・タイ】コンケン大学 新しいオンライン英語プラットフォームを試験的に導入(2)

 
学生とプロの教師の英語能力向上プロジェクトは、5年前にヤラー県の僻地の若い学生を対象に初めて開始され、今では、より高い教育を受ける
学生がテクノロジーを駆使して、より効率的に英語を学ぶことができるようになったという。

 
教育学部の少なくとも30人の学生がコンケン大学のパイロットプロジェクトに参加し、バンコクに拠点を置くオンラインネイティブスピーカーの
教師と、授業中に学生と同席 するクラスの講師と共に、スピーキングとリスニングの能力を伸ばすことができるようになる。

 
コンケン大学アセアン教職研究開発研究所の所長 Maitree Inprasitha 氏は、このプログラムは現在のところ、卒業後に英語を教える予定の奨学生
のみが対象
であると述べた。

 
これは、学生達が教えることに自信を持てるよう英語のスキルを磨く必要があるターゲット層だからである。

 
彼は「私たちはこのプロジェクトに満足している。新型コロナの期間中は大いに役立った。ネイティブの英語教師を見つけるのが簡単になり、これまで
生徒達の効率的な英語学習を妨げていた制限をすべて減らすことができた
。私たちは、このプログラムが学生の英語でのコミュニケーション能力を
高めると考えている」と付け加えた。

 
一方、ブレインクラウド・ラーニング社の創設者でCEOの Tan Saomboonsrub 氏は、深南部の僻地に住む学生への機会提供に興味を持っている
と述べ、そうした子どもたちがより効果的な方法で英語を学ぶ機会を与えられるべきだと語った。

 
同社は、県内19の学校と協力して、ネイティブスピーカーの英語教師とオンラインで直接コミュニケーションをとる機会が与えられた幼い子ども
たちに英語の授業を提供している。

 
彼は「フィードバックは良好である。私たちは生徒が英語を学ぶのを助けるだけでなく、生徒に英語を教えるための教師の自信を高めるのにも役立って
いる。そして今では、より良いフィードバックが得られるよう、より高いレベルの生徒にもプログラムを拡大している。」と付け加えた。
 

地域 アジア・オセアニア
タイ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
国際交流 国際化