キングモンクットラカバン工科大学(King Mongkut’s Institute of Technology Ladkrabang:KMITL)Suchatchawee Suwansawad工学部長は、タイの高等教育機関における科学技術の推進の必要性について以下のとおり述べた。
KMITLは、現在JSPSのタイ国対応機関であるタイ国学術会議(NRCT)と連携し、科学の知識を社会に広める取り組みと、IC-HiEd (発明コンテスト)の実施を予定している。このプロジェクトは高等教育レベルのもので、1)代替エネルギーを用いる発明、2)農業機械、3)医療機器の三つのカテゴリーに分類される。
本プロジェクトは学生の想像力に富んだ創造性を引き出し、タイ社会経済の発展に寄与する革新的な研究プロジェクトを推進する。タイの大学の教員はIC-HiEdの開催前に、セミナーに招へいされ、科学技術に関する知識の共有を図ることが出来る。IC-HiEdは9月にKMITLの工学部で実施される予定である。
Suchatchawee工学部長は、本プロジェクトが、大学と学生のイノベーションを創出し、それによって教育社会経済に利益をもたらすことを期待している。IC-HiEdの高等教育における目的は下記の通りである。
1.代替エネルギー、農業機械、医療機材の知識の発信と教育
2.代替エネルギー、農業機械、医療機材にかかる発明コンテストの開催
3.高等教育機関の学生による発明研究ネットワークの構築
(2014年5月27日 タイ教育省)