【ニュース・タイ】「NIA」提携パートナーと共同で「タイ・イノベーション・ネットワーク」を設立、力を合わせタイのイノベーションで国を再生

 
高等教育・科学研究・イノベーション大臣の Anek Laothamatas 博士は「タイの20カ年国家戦略は、『足るを知る経済』の理念に基づいた開発
により、国を安定、繁栄、持続に導き、先進国になるというビジョンを持っているが、そのためには、科学、技術、研究、イノベーションの知識
と進歩に加え、適切な人材の育成、イノベーション開発のための明確な方向性と政策の策定、世界の変化に対応した、柔軟な実践が必要である。

 
国家戦略の一つとして、国の経済構造を イノベーション主導型経済 に転換する計画が掲げられているが、これは、イノベーション起業家の育成と
能力開発を通じて、イノベーションの創出を支援し、経済的・社会的価値に向けたイノベーションの創出と転換を促進するイノベーション・エコ
システムを開発するという MHESI の主な役割と一致するものである。科学技術、イノベーション分野のインフラへアクセスする機会を、中央に
限らず、地域に拡大すると共に、社会のためのイノベーションビジネスの創出や、タイ社会の不平等を減らすためのソーシャル・イノベーション・
ネットワークの構築を網羅した、社会のためのイノベーション事業の推進にも重点を置いている。」と述べた。

 
「この度 NIA が着手したタイ・イノベーション・プラットフォームについては、タイを再生し、危機を乗り越えるための重要なプラットフォーム
であり、従来とは異なる新たなタイの視点を生み出すツールでもあるが、タイが、イノベーションで経済や社会を牽引する役割を果たすことを目指し
「タイランド 4.0」に向かって進むことを示している。 また、今回のタイ・イノベーション・ネットワークの構築は、タイの政策立案、運営、イノベーション・コミュニケーションを同じ方向に向かわせ、タイがイノベーション国家として進む後押しとなる。」と Anek 博士は言う。

 
国家イノベーション庁(別名NIA)の Dr. Pun-Arj Chairatana 長官は、「中所得国の罠、高い生産コスト、変化するグローバルサプライチェーン
における新たな形態のビジネス競争、行政サービスや、デジタル・教育分野へのアクセシビリティといった社会的不平等の問題、そしてPM2.5、
干ばつ、塩水、洪水等の環境問題などの危機や問題に直面しているタイは、大きな変化に備える時期に来ている。NIA は『イノベーション』こそが、
国を危機から再生させるソリューションになると信じ、タイのイノベーションによる国の再生というコンセプトのもと、タイのイノベーション・プラット
フォームを拡張
していく。共にイノベーションを利用しビジネスモデルを変えることで『ビジネスの変革を乗り切り』、イノベーションを利用し
社会的不平等を変えることで『人生を幸せに変え』、環境への影響を削減し環境に均衡を生むためにイノベーションを利用し生産工程を開発する
ことで『環境を良くする』重要性をタイの人々に理解してもらうことを目指す。」と述べた。

 
タイ・イノベーション・プラットフォームは、タイを「イノベーション国家」にすることを 目標に、次の4つの分野で枠組みを構築している。

  1. タイ・イノベーションの位置づけ:2030年までにタイをグローバル・イノベーション・インデックスのトップ30入りさせ、世界的に
    認められたイノベーション国家としての新しいイメージを確立することを目標とする。
  2.    

  3. タイ・イノベーション・DNA :7つの分野で、タイのアイデンティティを確立し、より良い生活のための新しい価値を創造することを
    目指す。
  4.  

  5. タイ・イノベーション・ネットワーク:政府機関、民間企業、教育機関、業界団体といった国のトップ機関が協力し、世界市場に向け
    たタイのイノベーション同盟を構築する。
  6.  

  7. タイ・イノベーション・ダッシュボード:各セクターから多様な国家イノベーションデータを収集しリンクさせる、タイのイノベ
    ーションデータの作成を目的としている。

 
今日の「タイ・イノベーション・ネットワーク」の発足は、政府機関、民間企業、教育機関、業界団体など、あらゆるセクターの協力を得て、
タイのイノベーションイメージを創出し、タイ人や外国人に、タイ人のイノベーションスキルを、洗練された生活を送るためのイノベーション
として認識してもらうことを目的としている。 現在、ネットワークへの参加を表明しているのは73の団体で、協力は次の3つの側面で行われる。

  1. 署名、協力、イノベーションセミナーの開催、イノベーション成果の展示などの様々な形の協力活動を通じて、タイのイノベーション
    イメージを創出する国の代表となる
  2.  

  3. 経済、社会、環境の面で利益をもたらすために タイ人のイノベーションスキルを利用または拡張することへの認識と関心を高める
    べく、様々な形のコミュニケーションを通じて、タイにおけるイノベーションの認知度と認識を高める。
  4.  

  5. タイ・イノベーション・ネットワークの各機関の間で、イノベーション開発の人材 育成や情報交換などの協力を通じて、互いの知識や
    専門性を交換し、 広く深く、イノベーションに関する有用な知識の移転を行う。

 


MATICHON ONLINE: “NIA” จับมือพันธมิตรสร้าง “เครือข่ายนวัตกรรมประเทศไทย” รวมพลังพลิกฟื้นประเทศ…ด้วยนวัตกรรมไทย


地域 アジア・オセアニア
タイ
取組レベル 政府レベルでの取組
その他 その他
社会との交流、産学官連携 社会貢献