【ニュース・タイ】「マヒドン大学」 国連SDGs達成目標3で世界7位にランクイン

 
「本当の意味での持続可能性は、一人の人間だけでは実現しないのだから、共に協力し、共通の目標に向かって進んでいけば…。そうした理由で、
国連が定めた持続可能な開発目標は、2543年のミレニアムイヤー以降、設定されていた8つの目標を拡大し、現在のような17の目標になったので
ある。」

 
マヒドン大学学長 Banchong Mahisavariya 医師・教授は、最近の社会的イノベーションの成果をオンラインで紹介するプラットフォームとする
ためにマヒドン大学が主催したイベント MUSEF 2021 で「マヒドン大学と持続可能な開発目標」というテーマで講演し、次のように述べた。

 
Banchong 医師・教授によると、2015年以降、国連は持続可能な開発目標(SDGs)を17の目標に拡大、その後、世界中の高等教育機関に拡大
している。それが知的インキュベーションの源だからこそ、2030年まで、つまり今後10年以内に、17すべての SDGs の目標達成に向け、世界
を推進するうえで重要な力となることが期待され、世界大学ランキングの重要な要素として挙げられている。

 
これまで、マヒドン大学の開発は当初「グリーンユニバーシティ」を目指していた。その後 世界の状況に合わせ、エコユニバーシティまたは
「持続可能な大学」という目標に拡大した。この目標は、最も費用対効果の高い有益な資源の使用に関するキャンペーン、ならびにカーボン
フットプリントや温室効果ガスの原因となる活動の削減支援、世界が持続可能に存続するための地域社会との共同ミッションに注力している。

 
また、大切なのは、持続可能性という共通認識を植え付けるため、マヒドン大学が、マヒドン大学評議会によって開始されたすべての活動に国連
の SDGs の概念を取り入れて行くことである。これまで、マヒドン大学の評議会訪問や様々な部署への訪問があるたびに、すべての関係部署に
SDGs に関連する活動を提示するよう働きかけ、アクションプランやマヒドン大学の実践的な方針として策定することを目指してきた。

 
こうした方針の変更により、マヒドン大学は、最近、タイムズ・ハイヤー・エデュケーションのTHE世界大学ランキング2021において、国連の SDGs
達成のための取り組み、特に目標3「Good Health and Well-being」で、世界第7位にランクインするまでになった。

 
「 SDGs の目標は、世界をいかに持続可能なものにし、平和をもたらすかということであるが、さらに難しいのは、持続可能性をいかに継続的なもの
にするかである。故に、共に力を合わせ、次世代の人類に持続可能性が受け継がれるようにすることは、この世界に生きるすべての人の義務である。」
とマヒドン大学学長 Banchong Mahisavariya 医師・教授は締めくくった。

 


edunewssiam(10月9日): “ม.มหิดล” ติดอันดับ 7 ของโลก บรรลุเป้าหมาย SDGs 3 แห่งสหประชาชาติ


地域 アジア・オセアニア
タイ
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