【ニュース・スウェーデン】2019年政府予算の枠組みが決定

 
2018年12月12日、スウェーデン議会(Riksdag)は2019年政府予算に関して、「枠組み決定」と呼ばれる最初の決定を下した。穏健党とキリスト教民主党の共同修正案がRiksdagの枠組み決定に採択されたが、これは暫定政府が11月15日にRiksdagへ提出した予算案が修正されたことを意味する。
 
採択された2019年政府予算における全支出分野への支出上限の総額は、約1兆302億スウェーデンクローネ(約12兆5,000億円*)、前年比約297億スウェーデンクローネ(約3,600億円*)増で、このうち教育及び学術研究費は約808億スウェーデンクローネ(約9,800億円*)、前年支出実績比約29億スウェーデンクローネ(約351億円*)増となっている。
 
Riksdagの決定を受け、暫定政府は政府機関や各事業への予算配分の方向性を発表する。暫定政府は権限が限られているため、Riksdagの決定を基に、又は政治的な意図を含まない他の方法により決定されることになる。
 
なお、2018年9月9日に実施された選挙から4ヶ月以上の空白期間を経て、2019年1月18日にStefan Löfven氏が首相に再任しており、新政府は継続的な予算執行の方向性に係る修正案を今後発表する予定である。
 
*円表記はJSPSストックホルム研究連絡センターが追記
 
2018年12月14日
 
【出典】
Government Offices of Sweden:
Implementation of Riksdag decision on central government budget for 2019
From the Budget Bill for 2019: Budget statement

地域 北欧・バルト三国
スウェーデン
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政
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