【ニュース・スウェーデン】日本人研究者3名がマルクス・ヴァーレンベリ賞を受賞

2015年3月16日、マルクス・ヴァーレンベリ財団は、2015年マルクス・ヴァーレンベリ賞の受賞者として、高いエネルギー効率でナノフィブリル化セルロースを生成する方法を開発し、エネルギー要求量を劇的に下げるという革新的な発見した磯貝明東京大学教授、齋藤継之同准教授、西山義春フランス国立科学研究庁植物高分子研究所(CERMAV-CNRS)上級研究員を選定したことを発表した。アジア地域の研究者、日本人として初の授賞となる。 
同財団は、1980年に、ヨーロッパ最大の製紙・木材販売会社Stora Kopparbergs Bergslags Aktiebolag(現ストラ・エンソ社)によって設立され、森林や木材科学における基礎研究や利用技術の研究開発を奨励するため1981年から賞が授与され始めた。長く同社の取締役を務めたマルクス・ヴァーレンベリ氏の功績を称えたものである。「森林/木材科学分野のノーベル賞」または「森のノーベル賞」とも言われる。
2015年9月28日にストックホルムにおいて、スウェーデン国王・王妃御臨席の下授賞式が開催され、2百万SEK(約2千9百万円:2015年5月25日現在)が授与される。

URL1: http://mwp.org/
URL2: http://www.a.u-tokyo.ac.jp/news/2015/20150330-1.html

地域 北欧・バルト三国、アジア・オセアニア
スウェーデン、その他の国・地域
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
顕彰 顕彰