【ニュース・スウェーデン】日本人研究者がクラフォード賞を受賞

2015年1月15日、スウェーデン王立科学アカデミー(KVA)は、2015 年クラフォード賞「生命科学」の受賞者として、Richard Lewontinハーバード大学名誉教授(米国)と、太田朋子国立遺伝学研究所名誉教授(日本)を選定したことを発表した。授賞理由は、「遺伝子多型の理解に対する先駆的な分析と重要な貢献のため(for their pioneering analyses and fundamental contributions to the understanding of genetic polymorphism)」である。日本人の受賞は、2009年に本賞を受賞した岸本忠三大阪大学教授及び平野俊夫同大学教授に次いで3人目となる。
同賞は、人工腎臓の発明者であるHolger Crafoordとその妻であるAnne-Greta Crafoordによって1980 年に設立された賞で、天文学・数学・地球科学・生物学、関節炎に関する基礎研究の推進を目的としている。ノーベル賞が扱わない上記領域を補完するとされ、毎年1つの分野に対して授与される。
2015年5月6日にストックホルムのスウェーデン王立科学アカデミーにおいて、スウェーデン国王、王妃御臨席のもと授賞式が開催され、6百万SEK(約8千6百万円)が受賞者間で均等割された。

URL1: http://www.kva.se/en/pressroom/2015/the-crafoord-prize-in-biosciences-2015/

地域 北欧・バルト三国
スウェーデン
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
顕彰 顕彰