【ニュース・スウェーデン】大学・高校の校内授業再開と留学生への影響

 2020年5月29日、スウェーデン政府は、3月中旬より新型コロナウイルス感染拡大防止のため遠隔教育を行っていた高等学校、大学及び成人教育機関の校内での授業を6月15日から再開可能にすると発表した。間もなく夏休み期間となるため、実質的には今秋より再開される見込みである。
 
 校内での授業再開にあたって、政府は教育機関が新型コロナウイルス対策のルールやガイドラインに沿った適切な方法で授業を実施できない場合には、遠隔授業での実施を強く推奨している。
 
 他方、スウェーデン移民庁は、高等教育機関が秋学期の授業のほとんどまたはすべてを遠隔で行う場合、現行の法令を適用すると、留学生へ滞在許可を延長することはできないとの声明を出している。また、EU域外からの入国禁止措置も続いているため、新たに入国しようとするEU域外の留学生は滞在許可を取得できたとしても原則として入国できない状況にある。なお、現時点で初回滞在許可を申請した今年の国外の留学生数は、1,800人(昨年度同時期4,700人)である。
 
5月29日


出典:
Radio Sweden: Universities, high schools to reopen classrooms this autumn
The Local SE:  Sweden to reopen universities and schools for over-16s
The Local SE:  https://www.thelocal.se/20200529/what-does-swedens-eased-university-guidelines-mean-for-foreign-students

地域 北欧・バルト三国
スウェーデン
取組レベル 政府レベルでの取組
国際交流 学生交流