2019年1月からチャルマース工科大学で開始された、大学における男女間の不均衡を是正するための戦略的計画GENIE(Gender Initiative for Excellence)は、この分野での過去最大の投資になる可能性があるとして、注目を浴びている。3億スウェーデンクローナ(*約34.7億円)をかけて、教員採用の仕組みはもとより、大学の風土、制度、手続き面の具体的な検証を行い、2029年までに同大学における女性教授の割合を現行の17%から40%に達することを目指す。
GENIEの包括的な目標は、女性教員の割合の増加、女性のキャリア構築における障壁の除去、多様で包括的な職場環境の構築を実現し、これによって教育と研究の卓越性を支援することである。
*円表記はJSPSストックホルム研究連絡センターが追記
2019年4月10日
University World News:‘Largest’ investment by a university in gender equality
【ニュース・スウェーデン】大学における男女共同参画への過去最大の投資
地域 | 北欧・バルト三国 |
国 | スウェーデン |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
大学・研究機関の基本的役割 | 教育 |
人材育成 | 研究人材の多様性 |
レポート | 海外センター |