【ニュース・エストニア】コロナウイルス第二波が懸念される今秋の留学生入国見通しと大学への財政的影響

 エストニア公共放送(ERR)は、今秋の新学期に第三国(EU・EEA外)からの留学生がエストニアに入国できないのではないかと報じている。
 
 コロナウイルスの第二波を懸念し、エストニア内務省が第三国からの留学生の入国制限を厳格化しようとしているためである。
 
 エストニアには現在約5,500人の留学生が在籍しており、これはエストニアの全学生数(約45,000人)の12%を占めているが、うち62%(約3,400人)の留学生が第三国出身者である。
 
 エストニアのある大学の関係者は、この入国制限により長期的には数百万ユーロの損失を被る可能性があると話している。加えて、クラスの半数近くを留学生が占める授業もあることから、自国の学生への教育に影響を及ぼす可能性等にも言及している。
 

5月27日


出典:

ERR: Third country students may be barred entry to Estonia come autumn

ERR: Over 5,500 foreign students study in Estonia

ERR: Universities could lose millions of euros if foreign students are barred

地域 北欧・バルト三国
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