【ニュース・ケニア(選挙)】NASA、コースト地方で大半の議席を獲得

国民スーパー連合(National Super Alliance:NASA)は、2017年8月8日に実施された総選挙でコースト地方の大半の議席を獲得し、この地域における支持を確実なものにした。しかし、ジュビリー党(JUBILEE)は少数の議席を確保することによって、2013年の選挙でオレンジ民主運動(Orange Democratic Movement:ODM)がほとんどの議席を占めたこの地域に進出することに成功した。もっとも、ODMの有力政治家であるモンバサ(Mombasa)郡知事のハッサン・ジョホ(Hassan Joho)氏とキリフィ(Kilifi)郡知事のアマソン・キンギ(Amason Kingi)氏は、得票でその他の候補者を大きく引き離して勝利した。NASAを率いるライラ・オディンガ(Raila Odinga)氏の強力な支持者であり、JUBILEE政権を厳しく批判していた両者は、圧勝という結果によって選挙の専門家が誤っていたことを証明した。

 

2013年の選挙で、ジュビリー党はモンバサの議席をすべて失い、大半の国会議員と郡知事のポジションはODMによって占められた。モンバサをふくめて、このときの選挙で大半の議席がODMに渡っていたコースト地方では、今回の選挙でもNASAとジュビリー党が議席をめぐって争っていた。

 

2017年8月11日

 

DAILY NATION:Nasa wins most seats in Coast

地域 中東・アフリカ
ケニア
取組レベル 政府レベルでの取組
その他 その他