欧州連合(European Union:EU)の選挙監視団は2018年1月10日、昨年実施されたケニアの選挙に関する報告を発表した。この報告書では、この国で今後も選挙をおこなうために、選挙制度を早急に改革する必要があると指摘された。
監視団の団長を務めたマリヒ・シャーケ(Marietje Schaake)氏によると、この報告書では独立機関のレジリエンスの改善、包括的な司法改革、ICT設備の改善、そして選挙管理委員会(Independent Electoral and Boundaries Commission:IEBC)の監督など、29の点について勧告されたという。しかし、この報告書が発表されるとすぐに論争が巻き起こった。
シャーケ氏によると、ケニア政府には彼女をナイロビに迎える用意がなかったために、この報告書はブリュッセルで発表されたとのことである。しかし、駐ケニア・ベルギー大使のジョンソン・ウェル(Johnson Weru)氏はこの説明に異議を唱えて、EUがプロトコルに違反していると批判した。
2018年1月11日
STANDARD Digital:EU report generates diplomatic heat
【ニュース・ケニア・EU】EUの報告書、国際的な論争を引き起こす
地域 | EU、中東・アフリカ |
国 | ケニア、その他の国・地域 |
その他 | その他 |
レポート | 海外センター |