【ニュース・ケニア・メキシコ】メキシコからニシュタマリゼーションの技術を移転

 
食糧安全保障と栄養の分野は、ケニア政府が掲げる4つの開発目標のうちのひとつであり、雇用を生み出し、国民が基礎的なニーズを満たすのを可能にすると考えられている。この目標の達成を支援するために、メキシコ連邦政府は農業省を通じて、ジョモ・ケニヤッタ農工大学(Jomo Kenyatta University of Agriculture and Technology JKUAT)にニシュタマリゼーション用の装置を送る予定である。
 
ケニアの東部では45%の地域でアフラトキシンに暴露したことによって、トウモロコシを中心とした食品の栄養状態が大きく変化している。駐ケニア・メキシコ大使のエラスモ・マルティネス(Erasmo Martinez)氏によると、ニシュタマリゼーションの技術を導入することによって、アフラトキシンの問題を軽減できる可能性があるという。
 
ニシュタマリゼーションの技術は、2018年の6月に委託される予定である。この技術移転を主導するのは、ケニアのメキシコ大使館、農業省、ケニア農業畜産研究所(Kenya Agriculture and Livestock Research Organization:KALRO)、そしてトウモロコシ・小麦国際改良センター(International Maize and Wheat Improvement Center:CIMMYT)である。
 
2018年4月18日
 
JKUAT:Technology Transfer: From Mexico with Nixtamalization Technology

地域 中東・アフリカ、中南米
ケニア、その他の国・地域
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
国際交流 研究者交流
レポート 海外センター