ケニア医療訓練カレッジ（Kenya Medical Training College：KMTC）は、医療従事者に対してユニバーサル・ヘルス・カバレッジ（Universal Health Coverage：UHC）を実現するという政府の計画に貢献してもらうために、二つの課程を新設した。それらは、それぞれ臨床看護学と臨床医学を専門とする三年間の課程である。これらの課程は、国内でコミュニティ・ヘルスの専門家が不足しているという問題を解決するだけでなく、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの目標を実現するために熟練した医療従事者を供給することを目的としている。
 
KMTCのフィリップ・カロキ（Philip Kaloki）理事長によると、ウフル・ケニヤッタ（Uhuru Kenyatta）大統領が掲げる「ビッグ・フォー」アジェンダの実現に向けてカレッジの方針を転換するなかで、これらの課程を導入したという。今回カリキュラムが変更されたことで、各家庭に必要不可欠なサービスを提供するとともに、各家庭に病気を予防し、良好な栄養状態と衛生環境を整えるために必要な情報と技能を身につけてもらうことによって、ヘルスケア分野における技能不足の問題が解決されることが期待される。
 
2018年5月9日
 
Daily Nation：KMTC introduces two courses to fill skills gap