【ニュース・ケニア】2・6・6・3制導入に向けた教員訓練、月曜から始まる

ケニア教育省は間もなく教員に対して、8・4・4制に代わる新しいカリキュラムのトレーニングを開始する。ケニア・カリキュラム開発機構(Kenya Institute of Curriculum Development:KICD)の発表によると、47の全てのカウンティから集められた1,888名の教員は、2017年5月29日からトレーニングを受ける。このトレーニングでは、同機構の学術委員会によって認可されたシラバスが使用される。

 

これまで現行の8・4・4制は、試験偏重であるとして批判されてきた。これに対して、新しく提案された2・6・6・3制ではニーズ評価が重視される。この教育制度のもとでは、就学前段階は2年、初等段階は6年となる。初等段階のあとには3年間の前期中等段階と、同じく3年間の後期中等段階がつづく。中等教育を終えた学生は、職業訓練所に入るか大学教育を受けるかを選択することになる。各学生は、それぞれの学校によって継続的に実施される評価テストに基づいて評価される。このテストでは、学生の適性、技能、能力が評価される。2・6・6・3制の導入にともなって、全国試験は廃止される。
また、新しいカリキュラムでは学習の初期段階が重視されることになる。

 

2017年5月15日

 

CAPITAL NEWS:Training first batch of teachers for 2-6-6-3 starts Monday

地域 中東・アフリカ
ケニア
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 教員の養成・確保