【ニュース・ケニア】革新的なデジタル・マッピング技術を活用して、地図作成事業に一般市民の参加を呼び込む 

 
ケニアでは、公共セクターにおける地理情報システムの活用が徐々に始まっている。以前は、デジタル・マップ技術は都市計画等の事業において用いられていた。しかし、昨今では開発事業において、進展状況やコストを把握するためにデジタル・マップが用いられるようになってきている。こうした状況下で、様々なセクター間で情報を共有するためにデジタル・マップを用いることは普及している。
 
マップ・キベラ・トラスト(Map Kibera Trust)という団体は、オープンストリートマップ(Open Street Map)というアプリケーションを用いて、市民ボランティアの協力を得てキベラ(Kibera)の非公認居住地(Kibera informal settlement)の地図を作成した。この地図は、ナイロビ全体の地図のなかでも突出して詳細なものになっている。したがってキベラの地図は一般人だけでなく、政策立案者や公務員らによっても用いられている。一般参加型の方法で開発と更新を行うこのデジタル・マップ技術は、有望な技術だと言えるだろう。
 
2019年1月26日
 
CIO:Kenya taps innovative digital mapping to enhance public participation

地域 中東・アフリカ
ケニア
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